知らない語を最初から全部同じ優先度で覚えようとしなくてよい。まずは、その長文を読むために必要だった語から復習する。
このガイドは特定の試験専用ではなく、英語長文を読むときに復習する語を選ぶための一般的な手順である。
単語帳などで単語を覚える学習を否定するものではなく、長文で止まったあとに、どの語から復習するかを決めるために使う。
使うもの
- 今回読んで止まった長文
- 設問と選択肢
- 辞書または普段使っている単語帳
- メモ
選び方
1. 止まった箇所へ印をつける
辞書を引く前に、読めなくなった語やまとまりへ印をつける。知らない語すべてではなく、そこで文の理解が止まったものを残す。
2. 文と設問への影響を確かめる
印をつけた語について、次の順で確認する。
- 分からないため、誰が何をしたか取りにくかったか
- however や therefore のように、前後の関係を判断する語か
- 設問または選択肢の判断に必要だったか
- 本文内で同じ語や近い意味の表現が再び使われたか
当てはまる語を「先に復習する語」とする。固有名詞や、意味を知らなくても本文・設問の判断に影響しなかった語は、今回は後回しにできる。
3. 文中の意味で記録する
辞書の意味をすべて写さず、その文で使われた意味を一つ記録する。単語だけではなく、前後を含む短いまとまりも残す。
語・表現:
この文での意味:
本文中の短いまとまり:
先に復習する理由:
4. 元の文へ戻して確かめる
記録した意味を使って文を読み直し、次を自分の言葉で確認する。
- 誰が何をした文か
- 前の文とどのようにつながるか
- 設問の判断がどう変わるか
単語の訳だけ言えても本文の意味が取れない場合は、語彙だけでなく文構造や指示語も止まった原因かもしれない。その場合は「語彙だけが原因」と決めつけず、止まった文全体を見直す。
5. 次に出会った文で確認する
同じ語を別の文で見たときに、今回の意味がそのまま使えるかを確かめる。意味が違う場合は、新しい文脈の意味を別に追加する。
小さな具体例
例文
Many students reread a passage when they encounter an unfamiliar word. However, stopping at every unknown word can hide the main relationship between ideas.
候補の見分け方
| 語・表現 | この文での意味 | 先に復習する理由 |
|---|---|---|
| encounter | 出会う | 「知らない語に出会ったとき」という最初の文の状況を作る |
| unfamiliar | よく知らない | word の状態を説明し、読み直す理由に関わる |
| however | しかし | 前文と次文が逆向きになることを示す |
| hide | 見えにくくする | すべての未知語で止まることの問題を表す |
この例の目的は、上の語を一般的な「必須単語一覧」として覚えることではない。文の意味と設問判断に影響した語を、自分が読んだ長文から選ぶ手順を確認することである。
最後のチェック
- 「知らなかったから」だけでなく、本文理解への影響を説明できる
- 辞書の意味一覧ではなく、文中の意味を記録した
- 元の文へ戻り、語を含む文の内容を説明できる
- 語彙以外に文構造や指示語で止まっていないか確認した
NEXT STEP
読んだあとを、次の復習につなげる
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選んだ語と次の復習をメモする(任意)