辞めるって伝えた時の話をしますね。
辞めようと決めてからそれをいつ言おうかと、小隊長が近くに来た時に喉まで出かかって
言おう!と思っても周りに人がいたりと、
言うタイミングと自分の勇気が出る時が重ならず、
時間が過ぎました。
これでは、変わらないと思って、ようやく話をかけに行きました。
「すみません。話したいことがあって・・・」
申し訳なさそうに深刻な顔で伝える私の顔を見て、小隊長は何かを感じ取ったようでした。
「わかった。終礼の後でいいか。」
そう言われ
「わかりました。」と答えました。
終礼後、小隊長は人のいない部屋に連れて行ってくれました
「どうした?」
「えっと、、、自衛隊を辞めようかと思いまして」
「・・・なんで?」
ここで、親の跡を継ぐからとか明確な理由があれば説明しやすいのですが、私の場合はそうじゃない。
次の言葉に詰まりました。
辞めたい理由がたくさんありすぎて、どこから順を追って話せばいいのかわからなくなってしまいました。
一つ一つ説明が下手くそだったと思いますが伝えていきました。
まずは、駆け足訓練(坂道ダッシュやインターバルなどを強制)でクタクタになった後に車両整備で体力が奪われることがしんどいこと、車両整備も大型トラックとなると部品が全部重くて、それを外すための工具も重くて、「無理!」ってなっていたこと、転属して整備していた車両が変わり、一から覚え直しなのに陸曹だからって「わからなかったら整備書見てやってね。部隊に返納する日が決まっているから早くやって。」と言われ追い込まれていたこと。
私の面倒を見れないくらい人手不足なのはわかるけど、転属して知り合いもいない中、弱音を言える相手もいなくて本当にしんどかったことを伝えました。
でも辞めたい理由はこれだけじゃない。これはきっかけに過ぎないのです。他の理由をうまく説明できませんでした。
そうすると小隊長は
「整備をする車両を小型にするか?」と提案してくださいました。
まあ、そういう提案になりますよね。
続きはまた明日投稿しようと思いますが、
辞めたい理由をちゃんとまとめておくことが大事だなと思います。話すのが苦手なら手紙とか、文章にしなくても箇条書きでもいいと思います。
演習時期となると小隊長は忙しくなってくると思います。そんな中時間を作ってもらっているので、説明できないのはもったいないです。相手に伝えられるように自分の思いを事前にまとめておくのをおすすめします。