中隊長と先任に報告後、なかなか大隊長に話が行きませんでした。
中隊長室に何度も行くので、同僚からは「あいつ何かあったな」くらいは思われていたと思います。
この異動は、半分悲しくて半分ありがたかったです。
悲しいのは、私にとって車両整備は戦場でした。そこを外されたというのは戦力外通告を受けた気持ちになりました。
嫌だと言ったのは自分だし実際体力が持たなかったので、当然の結果なのですが、モヤモヤした気持ちになりました。
だけど、その異動のおかげで駆け足で疲れた体も事務をやっている間に回復でき、体力は温存できました。
自分に負けたので悔しかったのだと思います。
ここで、食いしばって乗り越えると自信がつくと思いますが、乗り越えられない時、メンタル部分で病気になりかねません。
自衛隊はメンタルで病気になっている人が少なくないので、自分のキャパを知って、NOと言う時もあっていいと思います。
私は自分に負けて良かったと思っています。悔しいですけどね。
病気になってしまうよりはマシです。
辞めると言った後上司から色々な提案をされて「それなら続けようかな」など迷うと思います。
人は環境が変わるのを嫌がる人が多いので、退職となるとかなりのストレスになります。自衛隊に残った方が環境が変わらないので退職しないと選択したほうがホッとするかもしれません。
もちろん続ける選択もしていいと思います。
ただ真面目な人ほど心が悲鳴をあげていることに気づきづらいです。
誰かに話を聞いてもらって意見をもらうというのも今の自分を把握するために必要なことかもしれません。